LINEを利用した商店街活性化への取り組み
最近、急速にユーザー数を伸ばしているSNSの「LINE」を活用した商店街活性化への取り組みに注目が集まり始めています。
LINEでは、中小の小売店に向けたサービスとして「LINE@」という販売促進ツールを提供しています。これは実店舗を持つ企業等が、月額5,250円を払うことで、LINE上の専用アカウントに友達登録をしたユーザー(上限1万人)に向けて、情報やクーポンを一斉配信できるというものです。
熊本市の中心市街地にある下通商店街では、このLINE@を活用した地域活性化プロジェクトを行っています。今年の7月1日からスタートした同プロジェクトでは、実験的に商店街の中の32店舗がLINE@のアカウントを開設しました。今後はLINE@の定着と展開を図り、商店街全体での取り組みに繋げていくことを予定しています。
下通商店街では、店舗ごとにLINE@のアカウントを作成していますが、商店街全体で1つのアカウントを作成・使用する事例として、大阪市の「野田阪神駅前通商店会」や東京都の「しもきた商店街振興組合」なども登場しています。
LINEには、スマートフォンに強くプッシュ型で個人との常時接続度が高い、などの特徴があります。またFacebookやTwitterやmixiなど既存のSNSとのユーザー属性の違いもあります。これらが商店街の取り組みにどのように影響するか、注目されます。
■参考URL
・小さな小売店の救世主となる「LINE」 シャッター商店街が逆襲する方法(その3):JBpress(日本ビジネスプレス)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38773
・LINEを使った商店街活性化 プロジェクトは成功するか?|デジライフNAVI|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/39191
・野田阪神駅前通商店会(@nodahanshin-ekimae) – LINE@ナビ
http://lineat.jp/nodahanshin-ekimae
・しもきた商店街振興組合(@shimokitainfo) – LINE@ナビ
http://lineat.jp/shimokitainfo