OpenPNEを開発する株式会社手嶋屋が地域SNSの無償ホスティングを発表

近頃、地域SNSの閉鎖が相次いでいますが、そのきっかけの1つに地域SNSが運用されるプラットフォームの問題があります。
一般企業が提供するSNS作成サービスを利用して地域SNSを運営する場合には、サービスの統廃合等により地域SNSが閉鎖に追い込まれてしまう可能性があります。例えば、2010年6月にソネットエンタテインメント株式会社が提供するSNS作成サービス「So-net SNS」がサービスを終了し、それを機に地域SNSを含む多数のSNSが閉鎖となりました。今年に入ってからも、株式会社一六社が提供していた地域SNSサービスが終了し、複数の地域SNSが閉鎖されています。
一方、自分たちでサーバーを用意し、その上で地域SNSを運営する場合、サーバーの維持やメンテナンスにかかる費用が問題となります。地域SNSの多くは収益を得ることを目的に運営されていないため、運営にかかるサーバー経費が地域SNS存続上の大きな課題となるのです。
このような現状に対して、株式会社手嶋屋代表取締役である手嶋守氏は、12月14日にFacebook上の地域SNS研究会グループにて地域SNSの無償ホスティングを発表しました。株式会社手嶋屋は、オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」の開発元であり、現在も多数の地域SNSがOpnePNEを利用して構築されています。
Facebook 地域SNS研究会グループでの手嶋氏の発言(要ログイン)
http://www.facebook.com/groups/localsns/304259786272097/