NikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記
「かごしま大声コンテスト2009」は、鹿児島の地域SNS「NikiNiki」の会員の発案から実現したイベントです。このイベントに参加した「温泉太郎」さんから、体験記を寄稿していただきました。ありがとうございます。3回に分けて掲載します。
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「大声コンテスト」の前日24日にホテルに着いた僕が、2時間ほど休んで訪れたのは、会場となる南洲公園に近い「下竜尾(しもたつお)公民館」。ここの2階にある畳敷きの部屋で、当日、参加者に配る景品や賞品、パンフレットの仕分け作業が行われていました。
部屋中に紙袋や景品の箱が山と詰まれた中を老若男女、様々な世代のニキラーさん(NikiNiki会員)達が忙しく動き回っています。初対面の挨拶もそこそこに僕も作業の輪に加わります。
様々な形や大きさの景品を袋に入れる作業は、簡単そうに見えて意外と難しく苦労しました。ペットボトルドリンクを渡す作業では、最初は差し出される手のスピードについて行けず大変でしたが、徐々に慣れてきてコツもつかめスムーズに手渡すことが出来るようになりました。
作業をする中で、お互いをハンドル・ネームで呼び合いながら、楽しく作業が進んでいきます。最初は、リーダー格のニキラーさんの指示に従っていたものが、少しずつ自分の出来る仕事を探すようになっていきました。
作業の合間には、メンバーが持ち寄ったお菓子や果物が配られ、忙しい手を休め、食べたあと、また作業を始めます。たくさんのニキラーさんと話す間に最初は、固くなっていた心も打ち解けていきます。
様々な都合で、途中で帰らなければならない方や「大声コンテスト」当日のお手伝いが困難な方もおられましたが、済まなそうな顔をされていながらも「大声コンテスト」のボランティアが出来たことに満足そうな表情をされていたのが印象に残りました。
作業がすべて終り、当日のスケジュールを確認しながら帰られるニキラーさんの背中を見送りながら、また一つNikiNiki会員としてみんなから認められる自分になれたのかと自問自答の気持ちでした。
作業を終え、気持ちが落ち着いてくるとお腹も空きます。食べたいものはありますかと聞かれたので即座に「ラーメン」と答えた僕は、ニキラー御用達のお店「アイアイラーメン」を紹介され、数人のメンバーとお店へと繰り出したのでした。(つづく)
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