「SNSの活用による地域の課題解決」(野村総研パブリックマネジメントレビュー)

野村総研の「NRIパブリックマネジメントレビュー」に、大沼健太郎氏(副主任コンサルタント)の論文が掲載されました。

SNS(Social Networking Service/Site)の活用による地域の課題解決
社会産業コンサルティング部 大沼 健太郎
http://www.nri.co.jp/opinion/region/2008/pdf/ck20080602.pdf

※コメント(庄司昌彦)
この論文では、地方自治体向けに地域SNSとの関わり方などがまとめられています。地域課題の解決のためにSNSが貢献する可能性はありますが、取り組むテーマは創発的に決まりがちで、取り組みの程度も「場合による」というのが現状です。つまりそれを行政がデザインすることはなかなか難しいものです。
しかし、本論文が示している、SNS担当部署が各原課を巻き込むという手法や、住民の活動に「お墨付き」を与えるといった手法は、確かに住民の自発的な問題解決を支援するためには有効であると思われます。また、「立ち上げ期」「実行期」「持続期」という段階的な整理やPDCAサイクルの管理という視点も、行政には求められる視点でしょう。