国内外の地域SNS事例集の集計方法

Photo on Foter.com

Photo on Foter.com

地域SNS研究会では、国内外の地域SNSの事例を年一回集計し、公表しています。この取り組みは、2006年2月から続いており、最も最近の集計結果は2017年の2月時のものです。本記事では、これらの集計方法について解説します。

まずはSNS存続の確認を行います。
前年度に集計したSNSにそれぞれアクセスし、各SNSが存続しているかを確認します。ページが存在しない状態やSNSとは無関係なページが表示される場合はリストから削除します。この時、リストから漏れている地域SNSや新たに始まった地域SNSを発見したらリストに追加しておきます。

Photo on Foter.com

Photo on Foter.com

次に、サイトが存続しているもののうち、「すでに立ち枯れているSNS」と「更新が続いているSNS」を判別し、その地域SNSがまだ活動を続けているかを判定します。この時、「すでに立ち枯れているSNS」の定義は、「ログインしなくても閲覧できる外部公開の日記かコミュニティがあり、どちらかが直近6ヶ月以内に一切更新されていないSNS」とします。また、投稿以外にも、個々の伝聞による情報、サイト内のお知らせコーナーの内容及び日付、リンク切れの有無、ドメイン名が有効か否かなどから総合的に判断します。

各SNSの判定が終わったら、「今回確認された全事例」と、「立ち枯れている可能性が高いものを除外した事例」のそれぞれのリストをPDFに出力します。また、「今回確認された全事例」について、「国内の地域SNS事例数の推移」の折れ線グラフを作成します。

最後に、折れ線グラフとともに調査中に気づいたことや事例数の変化についての考察を地域SNS研究会の記事にまとめます。