シェアリングシティ政策でソウル市長が「ヨーテボリ持続可能発展賞」を受賞

bicycle-rental-444920_6402012年の「シェアリングシティ・ソウル」宣言以降、世界で初めて大都市の都市政策としてシェアリングエコノミーを取り入れてきたソウル市長パク・ウォンスン氏が、スウェーデンの「ヨーテボリ持続可能発展賞」の受賞者に選ばれました。

この賞は持続可能な未来のために革新的な貢献をしたり、優れた成果を上げた個人や組織に与えられる賞で、韓国人としては初の受賞です。
日本では2006年にトヨタのPrius開発チームが受賞しています。

審査委員団は受賞理由について、「パク市長がこれまでまともに活用されていなかった市の資源を効果的に活用して規制を改革するなど、資源と情報の共有の機会を創出したこと、共有と関連した企業と関連プロジェクトを支援して共有文化を拡散させることに努力したことなどを高く評価する」としています。

パク・ウォンスン市長は「1990年代末、資源リサイクルを目的とする”美しい店(アルンダウンカゲ)”を通じて市民参加の基盤の共有関連社会運動に挑戦したことがあり、市長就任後には”共有都市”を宣布して共有経済で都市問題を解決しようと実践してきた。」といい、「今回の賞は、ソウル市とソウル市民に与えられる一つの象徴として、今後の成長は持続可能なみんなのための成長となるべきだ」と受賞の感想を述べています。

パク市長は11月、ヨーテボリ市で開かれる授賞式に参加し、「シェアリングシティ・ソウル」政策の現状や課題についてスピーチする予定です。

■参考URL
パク・ウォンスン市長、スウェーデンの「ヨーテボリ持続可能発展賞」の受賞者として選定
The Gothenburg Awards for Sustainable development -2016 – Park Won Soon
 – Award Winners