「数値目標だけを一人歩きさせない観光戦略を」 地域ブランドを守りながら地域活性化するために
観光庁は15日、今年の訪日外国人客数が6月5日、過去最速で1千万人を突破したと発表しました。
政府が掲げる観光立国政策と、地方創生のための観光業の振興により、国内外からの観光客数が急増していますが、一方でそれに伴う地域への悪影響などの問題も顕在化してきました。
このたび国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)では、地域SNS研究会事務局の庄司昌彦(国際大学GLOCOM准教授)と山口真一(同助教)による『GLOCOM OPINION PAPER 2016_No1.「数値目標だけを一人歩きさせない観光戦略を」』を発行しました。
観光客増加の実態を統計をもとに明らかにし、それによって引き起こされるゴミの増加、騒音、宿泊施設の不足など様々な問題を指摘しています。
さらに、経済的な数値目標を追いかけるだけでなく地域のブランドを創りながら観光客を呼び込む「観光マネジメント」の重要性を提言しています。
地域活性化の切り札である観光産業の振興と、そのマネジメントは今後さらに重要性を増すでしょう。
●URL
GLOCOM OPINION PAPER 2016_No1.「数値目標だけを一人歩きさせない観光戦略を」