地域SNS事例集: 国内の地域SNSは263事例

国内・海外の地域SNS事例集を公開します。

2014年2月時点での日本国内の地域SNSは263事例が確認されました。

これで国内の地域SNSの数は

2006年2月  21事例
2007年5月 252事例
2008年2月 336事例
2009年3月 404事例
2010年2月 519事例
2011年2月 469事例
2012年3月 354事例
2013年2月 308事例
2014年2月 263事例

と、2010年を境に一貫して減少傾向が続いています。

地域SNS事例集グラフ2014

これまで事例として確認された地域SNSのうち、多くが「FC2 SNS」という無料プラットフォームを利用し運営されていました。「FC2 SNS」では、SNSの維持・運営に関する費用がかからないため、一度作成されたSNSは作成者が閉鎖しない限り存続し続けます。

FC2 SNSの例

FC2 SNSの例

 

昨年までの調査では、「FC2 SNS」上で運営されているものを含め、サイトが存在している地域SNSを、原則的に事例としてカウントしていました。しかし、その中には、サイトがあるだけで既に誰も利用していない立ち枯れた地域SNSが存在することも考えられます。

そこで、今回の調査では「ログインしなくても閲覧できる、外部公開の日記とコミュニティが、6ヶ月以上更新されていないSNS」を、誰も利用せず、実質的に機能していないものとして見なすルールを設けました。

今回確認された263事例のうち、このルールに合致するものは92事例見つかりました。その結果、2014年2月の時点で継続的に利用されているとみられる地域SNSは、最終的に171事例にとどまりました。この中には、外部公開機能を持たず、ログインしないとSNS内部の様子が一切分からないものも複数存在します。そのため、今日も実際に利用されている地域SNSは、171事例よりさらに少ない可能性があります。

今回確認された263事例の一覧は、以下からダウンロードしてご確認下さい。

 

※この事例集は庄司昌彦(国際大学GLOCOM講師/主任研究員)が2012年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(C))を受けて実施した研究成果の一部です(研究課題番号24500315)。