NikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その2)
「温泉太郎」さんに寄稿していただいたNikiNiki(鹿児島県)「大声コンテスト」体験記(その2)です。
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「アイアイラーメン」の存在は、ニキラーさんの日記やネットラジオ「ゆくさ」のホームページで知り、麺好きの僕としては、是非行ってみたいと思っていただけに、勧められたときには二つ返事で賛成しました。
しかし、下竜尾公民館から車で20分もかかる距離にあり、その遠さに申し訳ない気持ちになりました。それでも、ニキラーさん達と一緒に始めて訪れるラーメン屋に期待は膨らみます。
SNSカフェ「めいさん」で準備作業をされていたニキラーさんも加え、総勢5人での来店となり、突然の予約電話となったのですが、お店の方が快く席を確保して下さったのには、感謝の気持ちで一杯でした。
お店は、パチンコ屋の建物の一角に入っていました。店内はとても広く、スタッフの威勢のいい声が響いています。ちょっと滑りやすい床に注意しながら、小上がり席に上がります。
ここで、あの「ニキバンド」が役に立ちます。アイアイラーメンでは、お店のスタッフに「ニキバンド」を見せると、餃子が一皿サービスとなるのです。こんな時もあろうかと準備していたのが功を奏しました。他のニキラーの分も合わせて、2皿のサービスとなり得した気分です。
周りのニキラーさんが自分のお気に入りを注文をする中、僕は始めての来店ということもあり、お勧めを聞くことにしました。するとほぼ全員が、「紀州梅ネギ塩」が良いということなので、早速注文しました。
ところが、周りのニキラーさんのラーメンは、テーブルに集まって来るのに僕が注文したラーメンがなかなか来ません。少し不安になり出したころ、目の前のニキラーさんが、自分のラーメンを少し分けてくれました。本格的なこってりラーメン、これぞ「鹿児島」という味に満足し、次回来店したときには、このラーメンを注文しようと心に決めました。
自分の元にラーメンが来てそのスープをみたとき、何故、来るのが遅くなったのかの理由が分かりました。他のラーメンは、トンコツベースのスープだったのに対して、このラーメンのベースは、透明なスープだったのです。
このラーメンを食べるにはコツがいります。まずは、ラーメンの中に入っている大粒の梅干を良くほぐしてから食べるのが通の食べ方だそうです。
さっそく僕もそれに倣い、ラーメンの中に沈んでいた梅干を充分にほぐしたあと、蓮華でスープをすくい、口にしました。最初、その複雑な味が分からずに思わず「鶏がらベースの味ですか」ときいたのですが、「魚介ベースの味ですよ」と言われたので、もう一度しっかりと味わってみると、確かにしっかりとした鰹だしの風味と味がしてきました。
その後には微かに梅の香りがして、スープにアクセントをつけています。僕は以前、東京と福岡で一度だけ魚介スープベースのラーメンを食べたことがあるのですが、魚介の味と香りがキツすぎるものでした。
まさかトンコツベースが主流のはずの鹿児島で魚介ベースのラーメンが美味しく食べられるとは想像もしませんでした。これは、僕にとって新たな発見といっても言いすぎではありません。
麺は、博多や大分に比べかなり太めで、柔らかくゆでられていたので、慣れない食感に少し戸惑いましたが、胃腸が強くない僕にとってはこれぐらいの柔らかさが丁度いいのではないかと納得しました。
スタッフが麺の湯きりをするときに発する「せ~の、ホイッ、ホイッ、ホイッ!!!」という掛け声を背に、満足してお店を後にしました。
アイアイラーメン
http://www.aiaira-men.com/
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