T4P(Technology for Participation)カンファレンス@ノルウェー・アグデル大学で日本の地域SNSを紹介
ノルウェー・クリスチャンサン市のアグデル大学にて開催されたT4P(Technology for Participation)カンファレンスにて、事務局の庄司などが日本の地域SNSについての発表を行いました。
Analysis of Regional Social Networking Services: Community Participation and Regional Economic Revitalization in Japan
Michiko Yoshida, Masahiko Shoji, Yuko Yamada.
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※感想(庄司昌彦)
ヨーロッパの方々の反応はおおむね「興味深い」というものでした。電子政府関連のカンファレンスということもあり政治家の関与やeデモクラシーとしての成果について2問ほど質問をされました。
ヨーロッパでの電子政府の議論は、障害を持つ人も含めてみんなが「参加」できるようにしよう、サービスを使えるようにしようという意識が非常に強いと感じます。日本ではインターネットを通じたサービスは高齢者や苦手な人は使えないから、やっぱりオフラインが大事、、、、という話になりがちですが、今回のカンファレンスでは逆にインターネットだからこそいろんな人が使えるようになる可能性があって、そのためにはどうすればいいか考えようという姿勢の人が多かったと思います。そのような精神は会議の運営にも現れていて、聴覚障害者のために、話されている内容の速記をプロジェクターに映していたりしました。
私は、色々な議論を聞きながら、では日本の地域SNSは多様な人々の「参加」にどれだけ取り組んでいるだろうかと思いました。視覚障害を持っている人が自由に文字の大きさを変えたり、スクリーンリーダーを通したりして地域SNSを楽しめるのか。色覚障害の方にはサイトがどう見えるのか、、、等々。日本の自治体ウェブサイトはここ数年でアクセシビリティがみるみる向上していますが、地域SNSはまだそこまで至っていないと思います。
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下記のとおり、カンファレンスのウェブサイトでも紹介されています。
Global participation
Kaoru Sunada and Masahiko Shoji, from the International University of Japan, Michiko Yoshida from Fujitsu Research Institute, and Yuko Yamada from Merchandise and Life, have travelled a long way to attend the T4P’07 Conference in Kristiansand, Norway.
http://www.t4p.no/t4p.no/conference/programme/news/global-participation/