読書会『地域SNS–ソーシャル・ネットワーキング・サービス–最前線Web2.0時代の町おこし実践ガイド』が3月28日に開催
地域SNS研究会の活動から生まれた新刊『地域SN–ソーシャル・ネットワーキング・サービス–最前線Web2.0時代の町おこし実践ガイド』の読書会が、07年3月28日に開催されます。
以下は、読書会の詳細です。
概要
都道府県から近所の商店街に至るまで、地域に特化したSNS(地域SNS)が増加している。2004年に熊本県八代市で最初の事例が登場した後、2006年初頭から急増を始め、大小様々な地域SNSを含めると現時点での数は200ヶ所を超えるようになった。サイトの増加とともにサービスも多様化してきており、地域に根ざした独自のコンテンツも生み出されている。
GLOCOMでは地域SNS研究会を組織し、100名以上の地域SNS運営者や研究者などとともに情報交換や調査研究を行ってきた。今回の読書会では、研究会の活動から生まれた新刊『地域SNS–ソーシャル・ネットワーキング・サービス–最前線 Web2.0時代の町おこし実践ガイド』(アスキー発行)をとりあげる。
本書は地域SNSの現状を整理するとともに、地域社会とSNSの関係、オフライン活動との結びつき、他の地域情報化事例との比較、運営者の(ノウハウだけではなく)「考え方」の説明などにも多くを割いている。
本書のポイントを各執筆者が解説するとともに、地域SNSの発展の可能性やまちづくりの今後について考える読書会としたい。
講師プロフィール
□三浦 伸也(みうら・ しんや)
社団法人川崎地方自治研究センター 研究員
独立行政法人防災科学技術研究所 客員研究員
東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程(吉見俊哉研究室)
シンクタンク、出版社、ソフトハウスを経て、現職。地域SNS サイト「かわさき・ソーシャルネット」管理者。かわさき市民アカデミー「川崎学」講師。専門は、社会情報学。ICT が地域コミュニティに与えるインパクトについて研究を進めている。
□須子 善彦(すこ ・よしひこ)
http://www.scommunity.net/
慶應義塾大学 政策・メディア研究科 後期博士課程
慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC機構)RA
2002年慶應義塾大学環境情報学部卒業。2004年慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。現在、同後期博士課程に在籍。2001年から今日でいうSNSを用いた人材マッチングシステムの研究を行う。2004 年に株式会社BeatCommunication設立に携わる。2005年独立行政法人情報処理推進機構(IPA)2004 年度第2回未踏ソフトウェア創造事業「天才プログラマ・スーパークリエイタ」認定。2006年より慶應義塾大学 DMC機構にてRAとして、自律分散型の情報流通モデルや地産地消を促進する情報・経済モデルを、P2P 技術や地域通貨を用いて実現する研究プロジェクトに参画。2007年より同プロジェクト(DAS-P2Pプロジェクト)のリーダー。研究テーマは、Web 2.0時代の善意のボランタリー経済と今日の行き過ぎが危惧される資本主義社会のより良いバランスをデジタルテクノロジーで実現すること。
□和崎 宏(わさき ひろし)
インフォミーム(株) 代表取締役
2004 年、兵庫県立姫路工業大学大学院環境人間学研究科修士課程修了、現在兵庫県立大学環境人間学研究科博士後期課程。ボランティアが学校の情報化を推進するために校内LANを整備する運動「ネットデイ」を成功させた。
2004年に日経地域情報化大賞、2005年に地域づくり総務大臣表彰を受賞。国土交通省、総務省、文部科学省や兵庫県など自治体の各委員を務め、2007年より関西学院大学非常勤講師。2006 年に企画・開発した地域SNS「ひょこむ」の運営に携わり、情報化を活用した地域ネットワークの再構築によるコミュニティの活性化をライフワークとする。
共著に『地域がはぐくむネットワーク』(昭和堂)、『ネットデイで学校革命!』(学事出版)、『IT2001なにが問題か?』(岩波書店)、『感性哲学II』(東信堂)などがある。日本感性工学会、情報処理学会、日本OA学会会員。
□庄司 昌彦(しょうじ まさひこ)
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)助手/研究員
2002年、中央大学大学院総合政策研究科修士課程修了。国際大学GLOCOM研究員として、情報社会学を柱に、さまざまな調査研究活動に従事。主な関心は地域情報化、電子政府・自治体、政策過程論、ネットコミュニティなど。2004年より「地方自治体IT 調達協議会」事務局、2006年より「地域SNS 研究会」事務局を担当。地域SNS研究会では各地の地域SNS 運営者や研究者などが情報交換を行う場の運営や支援、調査研究などを行っている。2003年よりオンラインマガジン『政策空間』副編集長、2006 年より実践女子大学非常勤講師、NPO 法人政策過程研究機構理事も務めている。
共著に『クリエイティブ・シティ 新コンテンツ産業の創出』(NTT出版)、『情報アクセシビリティー やさしい情報社会へ向けて』(NTT出版)、『コミュニティ eデモクラシーシリーズ第3 巻』(日本経済評論社)がある。
参加費
□国際大学GLOCOM研究協力委員会およびIECP会員は無料。
テーマ書籍を無料にて事前にお送りします。
□一般の方は5,000円(学生は2,000円)を当日お支払い下さい。
参加費にテーマ書籍代は含まれておりません。ご希望者には当日、特別価格にて販売いたしますので、お申込書にご明記下さい。
会場
国際大学グローバル コミュニケーション センター
(東京都港区六本木6-15-21ハークス六本木ビル2F)
地図:http://www.glocom.ac.jp/j/access/
お申込み方法
ご所属(貴社名・学校名)、所属部署、役職、ご受講者、E-mail、TEL、FAX、郵便番号、所在地、書籍購入希望の有無を明記の上、info_iecp@glocom.ac.jpまたはファックスで03-5412-7111 までご連絡ください。
詳しくは下記のウェブサイトもご参照ください。
http://www.glocom.ac.jp/IECP/2007/03/sns_web20.html